CentOS6.3にメールサーバ(SMTPサーバ)Postfixを構築する
メールサーバは、メール転送を行う送信メールサーバ(MTA [Mail Transfer Agent] )と、受信したメールを参照するための受信メールサーバで構成されます。
送信メールサーバは、SMTPと呼ばれるプロトコルで、メールの転送を行うため、SMTPサーバとも呼ばれます。
SMTPサーバのデファクトスタンダードであるsendmailよりも、セキュリティやパフォーマンスに優れているPostfixの構築を行います。
Postfixのインストール
yumコマンドでPostfixのインストールを行います。
利用するMTAを変更する
RedHat系のOSでは、標準利用するMTAプログラムをalternativesコマンドで切り替える事ができます。
デフォルトではsendmailが選ばれていると思いますので、インストールしたPostfixに切り替えます。
選択 コマンド
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*+ 1 /usr/sbin/sendmail.sendmail
2 /usr/sbin/sendmail.postfix
Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:2
Postfixの設定
Postfixの主な設定は「/etc/postfix/main.cf」に行います。
ホスト名の設定
myhostnameにサーバーのホスト名を設定します。
ドメイン名の設定
mydomainにドメイン名を設定します。
Listenするインターフェース設定
複数のインターフェースがある場合に、どのインターフェースでListenするか指定する。
メール中継元クライアントの設定
ローカルホストからのメール送信のみ許可
受信メール設定
メールを転送せずに受信するメールの設定。@以降がマッチすると自身宛のメールと判断して受け取る。
sendmail停止と自動起動の停止の設定
sendmailが起動している場合、停止します。
# chkconfig sendmail off
postfix起動と自動起動の設定
Postfixを起動して、自動起動の設定を行います。
# chkconfig postfix on
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